茨城県の特色と言えば、他県と比較して製薬会社の医療関連の企業で働く薬剤師の数が多いということが挙げられます。また、病院や調剤薬局の数自体も決して少ないわけではないため、製薬会社などの民間企業及び病院や調剤薬局などの医療関連施設の双方から求人募集があります。
また、求人の数は同県の中では県庁所在地である水戸市がトップレベルにあります。また、つくば市も比較的多いです。一方、逆に求人の数が少ない場所というのが、日立市や古河市といった所であります。なお、年収ベースで考えますと同県は日本全国平均程度くらいとなっています。
日本の全国平均の年収が約553万円であり、同県では年収は平均546万円とほぼ全国平均と同程度に位置しています。同県は、決して年収が低いわけではないことがデータから読み取ることができます。
茨城県では学研都市として有名なつくば市や、県庁所在地である水戸市を中心に、人口が多くなっています。薬剤師の数も多いものの、規模の大きな病院から個人開業医まで、たくさんの医療機関が存在することから、常に求人募集が出ている状況です。
学研都市の街にしても県庁所在地の置かれた街にしても、利便性や暮らしやすさから多くの人が集まりますので、必然的に医療の提供のニーズも増えます。医薬分業が定着した今は、調剤薬局をはじめ、ドラッグストアでの薬剤師の求人募集が多く、慢性的に人手不足の状態です。
つくば市や水戸市に限らず、その他の市でも募集していますので、選択肢はかなり豊富にあるのが茨城県の特徴と言えるでしょう。薬剤師としては、働きたい場所や労働条件によって求人を複数比較検討することができるエリアとなっています。